婚活では最初は相手を受け入れることからはじめよう

人間は、失敗もすれば、欠点もあります。生活をつぶさにみていると、だらしないところがあれよあれよと出てきます。どんなに華やかな大でも、日常生活はそんなに大差のないものです。

結婚生活は、相手の欠点やダメなところを受け入れられるかどうかで決まるとも言えるでしょう。

でも、欠点はその人の大切な一部。さらに長所と短所は表裏一体です。最初は「なんて男らしい人なんだろう」と思った人のことを、後から一強引でデリカシーがなくてイヤだな」と思うこともあれば、「細やかでよく気の利く人だな」と思った人が「小さなことまで監視して鬱陶しいな」と思うこともあるかもしれません。

お見合いで出会った後、結婚相談所にしては少々長めの1年という交際を積み重ねて結婚した41歳の女性、Tさんはまさに大どんでん返しがあったケースでした。

Tさんがほぼ同い年のKさんと出会った後、順調に交際を重ねたのは「真面目で誠実な人だな」と感じたからでした。しかし、一つだけ気になることがありました。それは、最初の3回はデート代を出してくれたそうですが、その後はすべてワリカン。

そのため、Tさんは、「Kさんって、ちょっと財布のヒモが固い方なのかしら? 結婚後もあまり渋いと困っちゃうな……」「クリスマスのプレゼントもあまり豪華なものじゃなかったのよね……。堅実なのはいいのだけど、私、大切にされてないのかな? 心配になってきちゃった」

などと時折相談をしていました。

けれども、Kさんの行動を見ていると、結婚についてもしっかり考えているし、とてもか温厚で家庭を大事にしてくれそうだと想像できましたので、「もう少し様子をみたら……」と励まされて、交際を続けるように助言されました。

そんなTさんに大どんでん返しが起きたのは、交際を始めて約1年後。Tさんの誕生日のことでした。

プロポーズの言葉とともに、渡されたのは一本の鍵。それはKさんがTさんと一緒に住むために購入したマンションの鍵だったのです。そう、KさんはTさんにマンションをプレゼントしたのです。

「今までのデート、ワリカンばかりでゴメンね。Tさんと結婚しようと心に決めていたから……誕生日にマンションをプレゼントしたいなと思っていたんだよ。その頭金を貯めていたんだ」

なんと真相は、Tさんの不安とはまったく別のとこにありました。Kさんは、マンションの頭金をつくるため、ランチはお弁当、飲みにいく回数も減らし、洋服も買わず……と、節約に励んでいたというのです。

「デートのときに、やたらと『どういうところに住みたい?』とか、『やっぱり間取りは3LDKくらい欲しいよね』、『ガスとIH、どちらがいい?』などと細かく新居について聞いてきたのですが……。まさかマンションを用意しているとは、もう、ビックリでした。しかも、リサーチが完璧だっただけあって、本当に理想の新居だったんです」

少し不器用でもこれだけ堅実で誠実な方なら、幸せになれること間違いなしですよね。

でもこの話、Tさんが「ワリカン」というKさんの一つの欠点(本当は欠点ではなかったのですが)を受け入れることができたからこそ、結婚には漕ぎ着けられたともいえるでしょう。

多少の欠点はまず受け入れてみること。実は簡単そうに見えてとても難しいことです。でも、受け容れることで心を大らかに保ち、広い視野で相手のことを考えることもできるようになるものです。

ただし、一度受け入れてみても、やっぱりダメ……ということもあると思います。そのときは周囲に相談してみるのもいいですが、やはり相手に伝えるのがいいでしょう。

「そんなふうに思っていたんだ……ごめんね」と、至らなかった点を直してくれるかもしれません。そんなとき、二人の愛情がより深まるのは想像に難くないでしょう。

一緒に問題を解決することは、相手に対する理解を深め、末永い幸せを築く礎になるのです。