現代恋愛は「携帯に始まり、携帯に終わり」ます。現代日本の恋愛は、この「携帯メアド」の獲得から始まる、これは常識になりつつあります。
内田けんじ監督の2004年の作品に『運命じゃない人』という映画があります。
その中で神田君が宮田君にいうセリフがあります。
「携帯番号、なめんなよ……。あの11桁の数字を知っているか知らないかが、赤の他人とそうじゃない人を分けてんだよ」
まさしくそのとおり。携帯番号やメアドを知っているかどうかが、恋愛が始まるかどうかを分けているのです。
ですから、少しでも気になる男に知り合ったら、即連絡先交換です。
しかし、交換の仕方を知らない男が非常に多いのも事実です。たとえば、私は地方公共団体が主催する婚活パーティに恋愛学の講演にしばしば呼ばれて行きますが、そのようなパーティに参加している男の半数以上は、携帯メアドの交換の仕方を知リません。
パーティで私が「そろそろメアドを交換したらどうですか?」と誘導しても、やリ方がわからず女性の前でドギマギしていたり、挙げ句の果ては交換を諦めたりしてしまう場合もあります。
交換しないのはあなたのことを好きではないのではなく、やり方を知らないだけ。男の分まで事前に練習して、「送る」「受け取る」の両方を速やかにできるようにしておきましょう。メアドの交換だけは、女性が積極的にリードしてあげても良いです。
確かに、携帯メアドのやりとりは煩雑かつ不正確。凝ったメアドの交換ほど難しいものはありません。手書きでもらっても1字間違えただけで、永遠に不通になってしまいます。そこで有効なのが「バンプ」や「QRコード」といった方法なのですが、ここは石田純一さんの「恋愛さしすせそ」の「せ」を使いましょう。
「せっかくだから、メアド交換していいですか?」
この丁言が出るか出ないかで恋愛人生が大幅に変わってきます。さらに、
「これっきりになっても、残念ですし」
とたたみかけると効果的です。
このセリフなら、男でも抵抗なく受け入れてくれます。男女ともに携帯情報を教えることは精神的敷居の低い行為です。
嫌なら最初のメールに返信しなければよいだけなので、メール交換自体は問題ありません。